MATH 1211: Unit 3

微積分3週目は、いよいよ微分がテーマです。いくつかの公式を習って、導関数を求めていきます。今週は、基本(Written Assignmentでは先取りして出題された部分もあるけれど)、基本公式、the power rule(べきの微分?)、the sum, difference, product and quotient rules、三角関数微分を習いました。

Unit 3ということで、Graded Quizがあり、代わりに(?)Discussion Assignmentがありませんでした。Graded Quizがある週にWritten AssignmentやProgramming Assignmentがないコースはあったのですが、Discussion Assignmentがないパターンは初めてです。Unit 3の内容から結構出題されたので、Written Assignment後、ある程度勉強してから受験できたのはよかったです。ただ、水曜夜まで受験しないのは、心臓によくないですね……。まあ、満点が取れたので、良かったです。制限時間が2時間と表示されていたので身構えていたのですが、出題は5問でした。

Unit 3の勉強時間:15時間9分

MATH 1211: Unit 2

Calculus(微積分)のUnit 2は、極限がテーマでした。極限とは何か? その導き方、関数の連続性についてなどを学びました。最後の節では、イプシロン・デルタ論法とはさみうちの原理も出てきました。

やはり今週もWritten Assignmentは9問とボリューム大で、提出物作成に二日かかりました。Discussion AssignmentもグラフやTeXで数式を入れようとするとなかなか時間がかかります。

Unit 2の勉強時間:28時間4分

先週よりもさらにかかっている……。

MATH 1211: Unit 1

2022年11月から履修しているMATH 1211: Calculus(微積分)コースについて書きます。これは、MATH 1201: College Algebra(大学代数学)を前提条件とするコースです。前のタームでMATH 1201を履修したので記憶が新しいうちに履修しておこうというのと、このターム2は最終試験が年明け1月5日~8日にあるのでProctoredでないこのコースを取りました(MATH 1280: Introduction to Statisticsと迷ったのですが、そちらはProctoredでした)。

Unit 1はまだ微積分には入らず、代数学のおさらい。とはいえ、Discussion Assignmentもしっかりやろうとするとなかなか歯ごたえのある問題だったり、Written Assignmentの問題が10問あったりで手こずりました。特にWritten Assignmentは、問題が良くないを誤解してしまって、めちゃめちゃ時間がかかりました。

Unit 1の勉強時間:20時間52分

Written Assignmentに12時間49分かかりました笑。

MATH 1201

2023年度(アカデミックイヤー)Term 1 に受講した、MATH 1201: College Algebraについて振り返ります。まず、このコースはUoPeopleの必須コースです。単位移行は可能ですがそれを含めて、準学士/学士過程、専攻によらず、卒業にはこのコースの単位取得が必要です(修士課程は確認できませんでした)。下記の「Algebra and trigonometry」を教科書にして進めます。

openstax.org

内容は、代数学(と三角法)に絞って、中学~大学数学までを学びます。各ユニットの概要は以下の通り。範囲が広いというか、角度が違うというか、いずれにせよ日本の学校での数学教育課程と違うので戸惑いますが、そうなっています。

  1. 関数
  2. 一次関数、二次関数
  3. 多項式(n次関数、有理関数)
  4. 合成関数、逆関数
  5. 指数関数、対数関数
  6. 連立方程式(+行列での解法)
  7. 三角法の基礎
  8. 三角関数(additional concepts)

勉強時間は以下の通り(週の区切り月~日のため、ユニットとは対応していません)。Final Examの試験時間は含んでいませんが、それでも平均するとユニットあたり15時間未満で進められました。

MATH 1201の勉強時間

成績はA。Final Examで1問落としていなければA+だったので悔しいです(前のタームも同じことつぶやいていたような…)。とはいえ、文系学部出身者でもこの勉強時間でこの成績が取れたので、コースとしての難易度は易しめだと思います。以下はこのコースのTipsです。

数式入力

私はこれがUoPeopleでの初めての数学コースだったのですが、まず立ちふさがったのが数式入力の壁です。数学の問題を解くのでその解法や答えを書かないといけないのですが、オンラインで課題を提出するので、数式を入力しなければなりません。CSコースでは、Discussion AssignmentやLearning JournalについてはNotionで下書きしてUoPeopleのフォームにコピペしていました(そうすると、コードブロックは自動的にpreタグがつけられコードとしてペーストされる)。試行錯誤の結果、数式も、Notionで数式ブロックとして書いたものはコピペした際に数式として($$付きで)ペーストされ、数式(TeX)として解釈されるようです。ただ、すべてうまくいくかどうかは検証していないので、Discussion Assignmentも投稿前にLearning Journalフォームでドラフトとして確認したほうが良いと思います。また、Notionのインライン数式は$付きでペーストされ、これは数式として解釈されませんでした。Written AssignmentはWordで提出しましたが、Wordではメニューの、挿入>数式>新しい数式の挿入、で入力していました。

Final Exam

Proctoredコースです。紙とペン、電卓の持ち込みが許可されていました。

ということで、私は上記の関数電卓を買い、ProctorUで受験し、特に問題ありませんでした。持ち込みがあることで、試験前のチェックで電卓の表と裏を見せたり、試験後には紙を破って見せたりといった手順が追加で必要だったくらいだと思います。それでも、私の拙い英語能力のせいでProctorUのセッション開始から試験開始までに30分ほどかかってしまったので、時間には余裕を見ておいたほうが良いです…。

攻略・勉強法

前述の通り、難易度は易しめなので、単位を取るだけなら難しくありません。より良い成績を、ということなら、とにかくGraded QuizとFinal Examで失点しないことです。Discussion AssignmentとWritten Assignmentに時間をとられがちになるかと思いますが、それらはそれぞれ5%ずつの配点です。それらは減点されないよう要件を満たしたら、あまり力を入れすぎないように。Graded QuizとFinal ExamではSelf-Quizの内容そのままは出ないので、Self-Quizをやるのはもちろん、Learning Guideで挙げてもらっている練習問題(教科書の抜粋)をやるのが良いと思います。コースと学生時代を振り返って、このコースでの私は明らかに演習不足でした。対象範囲(特に高校数学以降)の練習問題はやるべきでした。それらがスラスラ答えられるようになれば、範囲は広いですが、満点をとれる試験です。これから受講される方はがんばってください!

Google Data Analytics

UoPeopleのTerm 4とTerm 5の間に、CourseraのGoogle Data Analyticsを修了したのでその振り返りです。Courseraのコースではありますが、UoPeopleに単位移行できるので受講しました。Courseraは最初1週間の無料期間があるので、気合でその期間中に修了しました。かかった勉強時間は以下の通り。トータルで20時間くらいです。

Google Data Analyticsは8つのコースから成っていて、それぞれテストを一定点数以上取得する必要があります。最初、その指示の「24時間ごとに3回まで」というのを誤解して、「24時間待たないと再試験できない!」と焦っていたのですが、「24時間のうちに3回まで受験可」ということでした。とはいえ、当てずっぽうだとすぐ3回に達してしまうので、サクッとテストしつつ間違い直しはしっかりやって、二、三回目での合格を目指して進めるのが、良いかと思います。

内容としては、技術的なことだけじゃなくて、データを扱う者としてデータの扱い方や倫理にも言及してたり、泥臭い作業や内容についても触れていたりするので、良かったです。間隔尺度と比例尺度とかも思い出しました。私にとっては、概念や言葉を覚えるところが難しくて、作業的なAnalyzeコースが一番簡単でした。

UoPeopleへの単位移行は、前情報通り、CS2203とCS3306(Databases 1, 2)で移行できました。私はElectivesが残っていなかったのですが、もし残っていたらElectivesへも移行できるようです。

CS 1103

CS 1103のFinal Exam完了しました。Learning Journalも採点されて、GradeはAとなります。まとめてになりますが、コースを振り返ろうと思います。

まず、CS 1103について。このコースはCS 1102に引き続き、Javaでプログラミングを学ぶコースです。CS専攻必須コースの一つなのですが、学士課程だと以下の図の通り、6コースの前提条件となっています。ということで、早めに単位取得したいと考えていました。

CS専攻必須コース

内容はCS1102から引き続き、JavaとEck著「Introduction to Programming Using Java」を使ってプログラミングを勉強していきます。文法から一歩進んで、データ構造、GUI、ネットワーキング等々を扱います。(Programming) Assignmentが30%でDiscussion Assigntmentが20%というPeer Assessment系に重きを置いた配点でした。

けれども、剽窃が多かった……めちゃくちゃ多かった。Programming Assignmentでは詳細をアセスメントフォームに書き込んだ上で、その都度インストラクターに報告していました。そうすると、インストラクターにアセスメントの点数を修正してもらえたので、報告せずあいまいに減点するよりは良かったのではないかと思います。ただ、剽窃と判断した根拠の英語訳とインストラクター報告に時間がかかりました。Discussion Forumにもあやしい投稿はあったのですが、恨みを買いたくないのでクリーンな投稿を選んでコメントしていました。

Learning JournalはCS 1102のように学習日誌なのですが、あわせてExercisesというプログラミング課題も提出します。Exercisesは前半はnon-gradedなのですが、後半はgradedになり、Unit 8では(Programming) Assignmentがない代わりにLearning Journalでプログラミング課題をインストラクターに採点してもらいます。

Graded Quiz、Final Examなどは、いろいろな問題がありましたが、データ構造について扱う割合が多かったように思います。なので、コース半ばぐらいのDiscussion Assignment「Java Collectionsの選び方」について取り組む時に、Java Collections Frameworkや各インターフェースの特徴、使いどころ等を頭に入れておくと、後々、楽です。

CS1103を通してですが、トータルの勉強時間は189時間29分でした。下記は各週の勉強時間です(下記は土~日区切りなので、Unitの週区切りとは少しずれています)。

CS1103の勉強時間

以下補足です。過去、JDKのバージョンが問題になっていたようですが、今ターム(2022年6-8月)このコースは一箇所を除いてJDK17で問題ありませんでした。教科書は第8版(Swing使用時は第7版)が指定されていましたが、第9版がSwing使用版も一緒に公開されているので、今後変わるかもしれません。

CS 1102: Unit 9

CS1102のUnit 9ですが、今までのGraded Quiz、Self-Quizから、Final Examもひっかけ問題が多いだろうなと思っていました。ということで、Review Quiz10周して臨んだ結果、満点をとることができました! Final Examはやはりひっかけ問題が多く、Review Quizでやったのと同じ問題かと思いきや少し変えていて全然答えが違う、というのが何問かありました。難しかったです。

このFinal Exam提出後、Unit 8のLearning Journalの評価が返ってきて、CS1102はA+評価となりました。嬉しい!

Unit 9の勉強時間:2時間59分

CS1102を通してですが、トータルの勉強時間は120時間17分でした。下記は各週の勉強時間です(下記は土~日区切りなので、Unitの週区切りとは少しずれています)。

CS1102の勉強時間

Unit 6辺り、JavaFXの環境構築に苦しんでいた時が突出していますが、それ以外は優秀なクラスメートに恵まれていたこともあり、週15時間以内におさまっていました。クラスメートの質はCS1101履修が前提条件になっているからか、本当にCS1101とは段違いでした。内容としても、Javaの経験がある人なら、たぶんそれほど難しくありません。あとはQuizとFinal Examのひっかけ問題にひっかからなければ、良い評価につながると思います。