大学・大学院卒業者の割合と大学進学率との乖離(未検証)

先日、国勢調査と最終学歴について書いた後、大学進学率について書かれた記事をいくつか読みまして。大学・大学院卒業者の割合と大学進学率とであまりに数値が乖離してるので、その要因を考えてみました。ざっといろいろ見てますが、検証はまだなので、後でちゃんとデータを揃えたいと思います。

基となる(比較する)数値

大学・大学院卒業者の割合:28.8%

平成22年国勢調査産業等基本集計(総務省統計局)「10-1 在学か否かの別・最終卒業学校の種類(6区分),年齢(5歳階級),配偶関係(4区分),男女別15歳以上人口 - 全国」より
25~29歳の大学・大学院卒業者数(2103087人)/25~29歳の総数(7293701人)=28.8%

大学進学率:52.0%

学校基本調査-平成28年度結果の概要-:文部科学省報道発表資料(PDF:2961KB) より「大学(学部)進学率(就学率)(過年度卒を含む)」=52.0%
定義は「大学(学部)の入学者/18歳人口(3年前の中学校卒業者及び中等教育学校前期課程修了者)」

乖離の要因

大きく二つ、調査年の違いと定義の違いに分けられそうです。

調査年の違い

大学進学率自体、右肩上がりなので、調査年の影響が大きそうです。平成22年に25~29歳が18歳の頃というと平成11~15年。これらの年の大学進学率は平均39.9%。もう少し詳しく見ると、18歳人口が大きく減っているにも関わらず、大学入学者数は増えています。

// TODO グラフ貼付 平成元年以降

定義の違い

定義が違うので、数値に開きが出るのは当たり前といえば当たり前。要因として考えられる定義の違いを挙げていきます。

  • 大学中退者
  • (留年・浪人・休学・大学院進学などによる)在学者
  • 海外からの留学生(-海外への留学生)
  • 上の年代の大学入学者
  • 18歳人口の定義の違い

一つ目と二つ目の要因が大きいのでは、と考えてますが、分からないので学校基本調査をもっとあたりたいと思います。