感想:人生の教養が身につく名言集
AmazonのPrime Readingで読めたので、この「人生の教養が身につく名言集」を読みました。
★★★☆
教養として人との雑談などに使える、というよりは、人生で何かにぶつかったり悩んだりしたときに、自分の価値観やあり方をとらえ直せる、背中を押してもらう、そんな言葉が多いように思いました。
紹介されている中で、一番好きな言葉がこれです。
「人生の楽しみは、喜怒哀楽の総量である」
シェイクスピアの翻訳で知られる小田島雄志さんが、日本経済新聞の「私の履歴書」で述べられていた言葉だそうです。
何かつらいことや悲しいことがあったときに、「これがなければ」とか「なんで自分がこんな目に」と思ってしまうことがあります。 そして、やってみたいことがあっても、何かつらいことがありそうだとリスク回避してしまいたくなる。 でも、本当はそういった努や哀のようなマイナスの感情があってこその喜や楽なのですよね。 マイナスもプラスもすべてひっくるめて、心の振れ幅が人生の楽しみだと。 そう教えられました。
今後の人生で壁にぶち当たったときや、やりたいことから逃げたくなったとき、この言葉を思い出したいと考えています。