政府統計の閲覧拠点は必要か?

日経新聞にこんな記事が出ていました。

政府統計の詳細データ、全国に閲覧拠点 総務省18年にも

最近よくe-Statを見ている身としては気になるニュースです。なぜわざわざ閲覧拠点を作るのか、と思ったら

機密性の高い統計の個別票などを閲覧できるようにするため

とのことです。加工前の詳細データが欲しい気持ちは分からないでもないですが、統計の利活用を促進するという目的に対して、利用者を制限しセキュリティーガチガチの新システムを作るのは、コストパフォーマンスが悪いような。個別票は出さないままで、e-Statを使いやすくするとか、できることは他にもあるんじゃないかなと思いました。

国勢調査と最終学歴

昨日の「 感想:アメリカの忘れられた労働者階級 」から「日本はどうなんだろう?」と思い、国勢調査の結果を見ていました。

まず国勢調査について。5年ごとに調査を実施し、直近の調査は平成27年。ここまではそんなものかなという感じですが、その結果は数年かけて集計、公表されるようです。タイムラグがあるのは残念ですが、もっとオンライン調査が普及すれば改善するのかなと期待しています。

今日見ていたのは最終学歴について、年代別の割合など。これも平成27年の結果がまだ出ていないようだったので、平成22年国勢調査産業等基本集計(総務省統計局)を見ていました。「10-1 在学か否かの別・最終卒業学校の種類(6区分),年齢(5歳階級),配偶関係(4区分),男女別15歳以上人口 - 全国※」(注意:CSVです)の数値を元に作ったグラフがこちら。

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最終卒業学校の種類別割合です。25~29歳(当時)の中卒・高卒者は34%、大学・大学院卒業者は29%でした。親世代(50~54歳)は中卒・高卒が約半数、大学・大学院卒業者が23%なので、その意識のまま上昇志向を持たないと、子は同世代での競争に不利なのかなと。そんなようなことをもやもやと思いました。

感想:アメリカの忘れられた労働者階級|スーパープレゼンテーション

今回のスーパープレゼンテーションは「アメリカの忘れられた労働者階級」というタイトルでした。正直、プレゼンを見る前はピンとこなかったのですが、考えさせられるテーマだったので書き残しておきます。

アメリカの忘れられた労働者階級|スーパープレゼンテーション|Eテレ NHKオンライン

ソーシャル・キャピタル」という言葉は初めて聞いたのですが、重要な概念ですね。日本(少なくとも自分の周り)だと生まれた時から貧困やひどい家庭環境に苦しんだ人というのは少なく、どこかでドロップアウトしてなかなか人生のレールに戻れない人の方が多いと感じています。これはこれで社会システムのいびつさの現れだと思うのですが、それでも生まれた時から貧困や家庭環境に苦しむ人に比べて、社会制度や処世術の情報やそれらを持ってる人にアクセスしやすいですよね。これは大きな違いだと思いました。

講演者のJ. D. バンスは祖父母にひきとられ家庭環境と人生が好転したようですが、お祖母さんの考え方がすばらしいものでした。

And yet she recognized that life wasn’t fair. It’s hard to strike that balance, to tell a kid that life isn’t fair but also recognize and enforce in them the reality that their choices matter. But Mamaw was able to strike that balance.

厳しい環境に置かれている子どもたちに、こういったことを教えられる人というのはなかなかいないと思います。まさにソーシャル・キャピタルの不足です。たとえば公立小中学校でのケアとか、何らかの対策が必要なのでは、と思いました。

「仕事のオファー」への誤解

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TOEICに向け英語学習中なのですが、先日間違えたーー意味を取り違えたのが「offer some advice」です。
「『仕事のオファー』とか言うしoffer が『依頼する』だから…『アドバイスを依頼する』→『アドバイスを求める』ってことかな」
と思っていたら、答えの日本語訳は「助言をする」。逆ではないかと気になったので、offerを英英辞書で調べました。

offer | meaning of offer in Longman Dictionary of Contemporary English | LDOCE

拙い訳ですが…

  1. [他] 相手に欲しいか聞く、相手に何かを差し出す

  2. [自・他] やる意思のあることを言う

  3. [他] 人に(アドバイス・ヘルプ・サポートなど)必要なものや欲しいものを提供する
    例:あなたの医者はダイエットのアドバイスをするはずだ。

今回の答えは三つ目の意味としてばっちりありました。そして、そもそもの「仕事のオファー」も、「やってよ」みたいな依頼じゃなく、「やりませんか?」「こんな仕事いかがですか?」みたいな提案、申し出ということですね。ずっと間違った意味で受け取っていて、恥ずかしい…というお話でした。

好きだったテレビ番組

前々から紹介したいと思っていたOurHomeについて昨日書いたら、なんだか今日は燃え尽き気味。ブログのネタが思いつかないので、 お題スロットから「好きだったテレビ番組」 について書くことにします。

「人生のパイセンTV」

先月終了した深夜番組。制作スタッフやディレクター?のチャラさが番組の演出にまで表れてました。自由すぎるスタジオトークとか、ヘンな企画とか(ATSUSHIだらけの運動会とか)いっぱいあって好きだったんですけどね。唐突に番組終了しました。

しくじり先生 ~俺みたいになるな!~」

こっちは今でも続いてますが、オリラジ中田の教育プレゼンに侵食されつつあるような。ためになるのでそれはそれで良いと思いますが、深夜時代とゴールデンに移って一年間くらいの方が好きでした。(と言っておきながら何なのですが)今ぱっと思い出す好きな回は、木根尚登の回です。衝撃的なエアギターテクでした!

芸能人や有名人の半生を振りかえるとか、失敗談でもドキュメンタリー風にするとか、そういった番組は今までにもありました。でもここまでエンタメ番組にしたのは初めてなのでは。この番組のテンプレートを考えた人を尊敬します。

若林だから、じゃない

ということで両方、オードリー若林の司会ですが、やっぱり番組の企画なり方向性なりがあってこそだと思うので、そこら辺、テレビ関係者の皆様に期待しています!

OurHomeで家事の分担見える化

Habiticaを使う 前に、家事をする気が起きなくてなんとかしたい…と思い使っていたのが、OurHome というアプリです。

OurHome - Your home made easy

  • 欲しかった機能はすべてある
    • 家事のサジェスト
  • 一人で使うのには向かない
  • こんな使い方がオススメ
    • パートナーとの家事の分担見える化
    • 子どものお手伝い参加・促進
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Googleスプレッドシートで友人の子一覧を作る

先日の Googleスプレッドシートで親戚の子一覧を作る に引き続き、今度は名前や生年月日はあやふやだけどざっくり把握しておきたい、友人の子一覧を作成します。同僚の子なんかもぜひ。ポニョの歌を歌ってたと思ったらあっという間に大きくなってたりしますもんね。

最終イメージ

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※あくまでイメージなので、上記の名前や学年は適当です。

作り方

覚えなきゃと思ったらその対象の子の人数分、行を追加し、以下の内容を埋めます。学年については、一人を数式で指定したら、二人目以降は一人目のコピペでOKです。

親と子の基本情報を記入

親、第何子、性別、名前の情報を記入します。親(の名前)は自分(読む人)が分かる表現であれば良いです。子どもの名前は分かる場合のみ記載、で良いと思います。同僚の場合なんかは兄弟構成のみ話題に出ることの方が多いですしね。

生まれた年度を確認、記入

現時点の学年が分かる場合は、生まれた年度を確認して記入するひと手間を加えます。直接学年欄に記入すると、毎年更新しなくてはならないので。

一人目の場合は、シートを追加し、「 Googleスプレッドシートで学年一覧を作る 」の要領で学年一覧を作ります。この追加シート名は「学年」に変更しておきます。

この「学年」シートを確認して、対象の子の学年行にある「生まれた年度」を、元のシートの「生まれた年度」へ、記入なりコピペなりします。

学年を導出

「学年」列には以下の数式を指定します。
=VLOOKUP(D2,'学年'!B$2:E$21,4,TRUE)
この数式は2行目の場合なので3行目以降で指定する場合は、1つめの引数D2を「D+行番号」に変更してください。また、この数式を指定またはコピペした際、念のため、結果が現在の学年と合っていることを確認してください。VLOOKUPの4つめの引数は、未就園児(複数学年)も対象にしているため、TRUEにしてます。

学年が分からない(生まれた年度が分からない)場合は、空欄でも構いません。一律で数式をコピペすると、上記イメージのように、生まれた年度が空欄の行ではN/Aエラーとなります。「ストレートで大学4年」より上の学年の場合も、N/Aエラーとなります。

おわりに

これで、何度も
「お子さん何人でしたっけ?」
「おいくつですか?」
とか聞かなくて済むはずです!